いさ走る(主張・メディア掲載)

2015.06.16 シリーズ 『平和安全法制』 掲載スタート

昨年の7月1日、安保法制についての「閣議決定」により、現在審議されている安保法制の骨格が示されました。現在、「平和安全法制特別委員会」において、連日審議がなされています。昨年の閣議決定、そして現在の安保法制の審議にいたるまで、その党内論議の最初から、現在の審議まで、ほぼすべてに関与させて頂いております。その中で、私自身は、「あの悲惨な戦争を繰り返さない!」、「二度とあの間違いを起こさせない!」という意志で、議論に参画してきたつもりです。今回の法案は、公明党として歯止めをかけるべきところは、しっかりと歯止めをかけ、また現在の日本の取り巻く環境を考えると必要な法案になったと思います。

ところが、最近のマスコミの論調は、この法制の本質を正確に捉えているものは、残念ながら多くありません。同じ国会質疑について、ある新聞では「戦争法案」、あるいは「徴兵制が復活する」との論調で批判され、また別の新聞では「もっと範囲を広げるべきだ」「公明党は足を引っ張るな」といったように批判されといったように、同じ発言、議論なのに、180度、違う書かれ方がされています。…これでは、国民の皆さんが混乱するのも、当然です。果たして、真実はどこにあるのか。私の目から見た議論の積み重ねを、テーマごとに整理をして、皆さんに発信したいと思い、勝手に連載をスタートします!

 この文章を読んでいらっしゃる方には、安保法制に詳しい人から、詳しくはないけど漠然と不安の方々まで、様々だと思います。そこで、一応私なりに、タイトルに「専門レベル高」、「中」、「低」と内容の区別を付して、コラムを書かせて頂こうと思います。また、複雑な議論をわかりやすくするために、細かい正確な表現を多少、省いているところもありますので、ご了承ください。

どういったテーマで、いつまでやるのかは全く決めていませんが、皆さんのご理解の一助になれば、幸いです。