いさ走る(主張・メディア掲載)

2019.11.01 (首里城の火災)公明、早期再建へ緊急要請

(首里城の火災)公明、早期再建へ緊急要請

首里城の火災発生を受け、公明党の斉藤鉄夫幹事長は31日、国土交通省で赤羽一嘉国交相(公明党)に対し、早期再建に向けた緊急要請を行った。

席上、斉藤幹事長は「沖縄のシンボルであり、心の象徴である首里城の再建に向けて、沖縄の皆さんに安心してもらえるよう、政府として全力を挙げて取り組むとの発信をしてもらいたい」と訴えた。

具体的には、▽周辺住民・地域の安全確保や、出火原因の究明と再発防止▽復元を含め今後の方向性の早期明示▽正確な情報発信と観光支援策の実施▽防火・耐震など防災対策の充実――などを求めた。

赤羽国交相は「一日も早く復旧できるよう、しっかり取り組む」と述べた。

申し入れには、遠山清彦党沖縄方面本部長、浮島智子文部科学部会長、岡本三成国交部会長(いずれも衆院議員)らが参加した。

■県議、市議が現場に急行

31日早朝、火災発生の報を受けた県議会公明党の金城泰邦議員と那覇市議会公明党の翁長俊英、野原嘉孝の両議員は、地域住民の安全確認を行いながら、現場へ急行。焦げた臭いが残り、煙が漂う首里城の守礼門から場内に入り、全焼した正殿につながる下之御庭周辺で、消防隊らによる消火活動を確認。施設関係者らと対応を協議した。

鎮火後、金城県議は「県民の喪失感は大きく、痛恨の極み。原因究明とともに復旧、再建の道筋を明示できるよう、政府や県に求めていく。党として全力を尽くす」と述べた。

周辺に住む60代男性は「首里城は戦後復興の象徴であり、沖縄県民の誇りだった。残念だ」と語り、肩を落としていた。

(公明新聞 2019年11月01日 より引用)